2012年12月18日火曜日

ケミカルアンカー

看板取付作業において、コンクリート面に固定するという作業は非常に多く
大きな看板の場合 よく 「ケミカルアンカー」というものを使用します。
私が知っているのはごく一部のタイプですが、それを実例元にご紹介します。

「ケミカルアンカーとは」

ケミカルアンカーとは、化学反応を利用した接着剤によって全ネジや、異形鋼棒を固定するものである。日本デコラックス社の商品名で、正式には接着系アンカーという。試験管のような容器に入っていることが多く、カプセル型接着系アンカーとも呼ぶ。
コンクリートにドリルで穴を開け、ブロワーで切り粉を除去し、更にケミカルブラシで孔壁の粉塵を除去、更にブロワーや集塵機で清掃したあと、ケミカルアンカーを穴に挿入。先端を斜めに切った全ネジや異形鋼棒を打ち込むことによってケミカルアンカーの容器が破壊され、化学反応が起こり、しばらくすると固定する。
ということらしいです。
左のような看板を取り付けした例です
ここの取付場所は下がコンクリートです
かなりの深さコンクリートなので 穴を掘る
よりケミカルアンカーで固定した方が
費用が安く 同時に充分な強度を得られ
ます。
まず 商品の画像
ボルトの先端が斜めになっとされているのが
特徴ですね
下にあるのが注入する薬品材
2液入っていて、ナットの回転によって
混ぜられ混合されます。






非常に大事なことなのですが
ケミカルアンカーは速乾に
固まるまで最低15~20分かかります。
その間に看板自体が動くと 接着効果が
なくなります。
動くとこにより固まりかけの基礎が
壊れてしまうのです。
今回も各所溶接して完全に固定してます。


振動ドリルで穴を開けます
かなりがんばらないと16箇所
あります。
穴開け作業完了
ここで大事なことは
穴の中にコンクリートの粉じんを
残さないようにすること。
完全接着の妨げになります。
エアーとブラシで一生懸命に
掃除します。







接着剤は袋に入ってます
2液ともに一袋に梱包されてます。
入れた状態で先のとがったボルトを
上からねじ込んで 2液が混合されるのです。

激しく混合されている画像です
ナットは接着剤の袋を押しつぶすように
穴に入っていきます。






ナットを入れた状態
乾燥を待ちます
先にも言いましたが 絶対の揺らせては
ダメです。





固まった後に 用意していた型枠組んで
モルタル埋けます。
型枠の撤去は乾燥した後
後日になります。
これで充分な強度があります。











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